最初に見るのは「何を増やすか」ではなく「どこで止まっているか」

お客さんが来ない原因は、一つではありません。

そもそも存在を知られていないなら、まず知ってもらう必要があります。

見られているのに「自分には関係ない」と思われているなら、発信や案内の中身を見る必要があります。

興味は持たれているのに、「どこから申し込めばいいか分からない」「料金や内容がよく分からない」なら、申し込みまでの流れを見る必要があります。

全部まとめて「集客が弱い」と考えると、直す場所が分からなくなります。

私が「来ないな」と思って、最初に見たのは自分の投稿でした

私自身も、開業してすぐ集客がうまくいったわけではありません。

「お客さんが来ないな」と感じた時、最初にやったのは、投稿数を増やすことでも広告を出すことでもなく、それまで自分たちが出していたSNSの発信を見返すことでした。

見返してみると、かなり問題がありました。

自分に合っていない言い回しになっている。

情報は書いてあるけれど、中身が薄い。

そもそも、この投稿を何のために出しているのか分からない。

専門家っぽく、きれいに情報を出すことへ寄りすぎて、「見た人に何が残るのか」が弱くなっていました。

そこで、投稿回数ではなく、出しているもの自体を直しました。

1

言い回しを、自分の言葉へ戻す

ブログと同じように、実際に話している時の温度や現場感が出る言い方へ寄せました。

2

一次情報を出せるテーマを選ぶ

一般論を説明するより、自分が実際にやったこと、失敗したこと、どう直したかを話せるテーマを優先しました。

3

「これは役に立つか」を投稿の目的にする

投稿すること自体を目的にせず、見た人が「これなら一つ進めそう」と思える情報になっているかを見るようにしました。

4

相手の困りごとから考える

こちらが言いたいことではなく、相手が今どこで困り、どんな言葉で考えているかから投稿を作るようにしました。

変化は出た。でも、反応の結果はまだ分かりません

今は、自分の言葉で「これなら出していい」と納得して投稿できるようになりました。これははっきり変わったところです。

ただし、外部の反応が増えたかどうかは、まだ判断していません。始めて間もないため、HPやSNSを見られているのに問い合わせへ進まない場面があっても、今の時点で原因を決めつけず、しばらく反応を見ています。

「来ない=投稿を増やす」ではなく、まず今出しているものを見返す。私の場合、最初の問題はそこにありました。

集客は「知る→興味を持つ→申し込む」の流れで見る

まずは3つに分ける

01

知る

SNS、検索、紹介、口コミなどで、まず存在を知ってもらう。

02

興味を持つ

「自分に関係ありそう」「この人なら分かってくれそう」と思ってもらう。

03

申し込む

内容・料金・方法を確認し、迷わず問い合わせ・予約・購入へ進める。

お客さんが来ない時は、まず「この3つのどこで止まっているか」を見る。直す方法を考えるのは、その後です。

この3つは、今どこで止まっているかを見るための分類です。

「今、自分はどこを見ればいいのか」を絞るための地図です。

架空例|一人サロンの予約が少ない時

これは架空の例です。開業当初は月40人を見込んでいたのに、最初の月は24人だったとします。

この時、すぐ「投稿を増やす」と決めません。

知る:そもそも近所の人に見られているか。

興味:「毎回同じ施術者」「完全予約制」など、選ぶ理由が伝わっているか。

申し込む:料金・空き日・予約フォームまで迷わず進めるか。

24人という結果だけでなく、40人との差がどこで生まれたかを分けます。

自分の業種で読み替える
  • サロン型:近所の人に知ってもらう → 選ぶ理由が伝わる → 料金・空き日・予約フォームへ進める、のどこで止まっているかを見ます。
  • 仕入れなしのサービス型:投稿・検索・紹介 → サービス内容や実績を見る → 問い合わせ・申込へ進む、のどこで止まっているかを見ます。
  • 仕入れあり型:店頭・検索・SNSなどで知る → 商品やメニューを見る → 来店・購入する、のどこで止まっているかを見ます。

1|そもそも知ってもらえている?

最初は「知る」です。

SNSへ投稿していても、届けたい相手にほとんど見られていないなら、内容以前に入口が足りていない可能性があります。

ホームページも、作っただけで自動的に人が来るわけではありません。検索、SNS、紹介、名刺、Google検索やGoogleマップに表示する店舗情報(Googleビジネスプロフィール)など、どこからそのページを知るのかという入口があります。

ここで最初に確認したいのは、「今のお客さんは、何がきっかけで自分を知ったのか」です。

ここで見ること

「どこから来たか」が分かる?

紹介、SNS、検索、通りがかりなど。正確な分析ツールがなくても、まず実際のお客さんに聞くところから始められます。

2|見た人が「自分のこと」と思える?

次は「興味を持つ」です。

見られているのにお客さんが来ない場合、単純に閲覧数を増やすだけでは変わらないことがあります。

見た人が、「これは誰向けなのか」「何をしてくれるのか」「自分の困りごとに関係があるのか」を判断できるかを見る必要があります。

さらに、実際のお客さんがなぜ自分を選んだのかを聞いておくと、こちらが思っていた強みと、お客さんが感じた選ぶ理由が違うこともあります。

すでに見られているのに、その先へ進まない場合|別ページへ

閲覧やアクセスはあるのに問い合わせ・申込へ進まないなら、枝記事「見られているのに、お客さんが来ないのはなぜ?」で、伝わり方と申込までの材料を詳しく確認できます。

3|申し込みまで迷わず進める?

興味を持ってもらえても、申し込みまでの途中で止まることがあります。

たとえば、SNSでは内容が分かったけれど申込先が見つからない。ホームページへ行ったけれど、料金やサービス内容が分からない。予約ボタンはあるけれど、押した後に何が起きるのか不安。

ホームページがなくても大丈夫です。 SNSのプロフィール、予約ページ、チラシ、名刺、店頭案内など、今お客さんに見せているものを同じようにたどります。

この場合は、「知った人が、どんな順番で申し込みまで進むのか」を自分で一度たどります。

たとえば
Xの投稿を見る プロフィールを見る HPへ行く サービスを確認する 問い合わせる

この途中に「次どうすればいい?」があれば、そこで止まる人がいても不思議ではありません。

フォロワー数や閲覧数だけでは判断しない

フォロワーや閲覧数は、「知ってもらえているか」を見る材料にはなります。

でも、それだけでは「興味を持たれたか」「申し込みにつながったか」までは分かりません。

フォロワーが少なくても、見た人から申し込みにつながっているなら、入口は小さくても流れは機能しているかもしれません。

逆に、大きく見られていても、申し込みまでほとんど進まないなら、見る場所は別にあります。

数字の大きさより、「どの数字が何を表しているか」を分けて見る。それだけで、集客の見え方はかなり変わります。

自分はどこで止まっている?

01|知る

入口はある?

最近のお客さんが、何をきっかけに自分を知ったか言えるか。

02|興味

自分向けだと分かる?

誰向けで、何をしてくれるのか、見た人が判断できるか。

03|申込

迷わず進める?

内容・料金・申込方法を確認し、次の行動まで進めるか。

まず5分だけ

STEP01で書いた「1本道」があれば、その下に実際の流れを書き足します。

最近のお客さん1人の「来るまで」を書く

「どこで知った → 何を見た → どう申し込んだ」の3つだけ書きます。

まだお客さんがいない場合は、「こうやって知って、ここを見て、ここから申し込んでほしい」という予定の流れを書きます。

途中が書けなかった場所が、まず確認する場所です。

まとめ|お客さんが来ない時は、まず止まっている場所を探す

いきなり施策を増やす前に、この3つへ分けます。

01

知る

そもそも存在を知ってもらえているか。どこから来たかを見る。

02

興味

見た人が「自分に関係がある」「この人なら」と思えるかを見る。

03

申し込む

内容・料金・申込方法が分かり、途中で迷わず進めるかを見る。

04

直すのはその後

止まっている場所が分かってから、投稿・ページ・導線・広告など必要な場所だけ直す。

集客では、SNSの投稿回数に加えて、お客さんが知って、興味を持って、申し込むまでの流れも見ます。

次の記事

売上を増やすなら、客数・単価・購入回数のどこを見る?

集客の流れが見えたら、次は「もっと売上を増やす」を客数・1回あたりの単価・同じお客さんの購入回数へ分けて考えます。

ここから先は、必要な方だけ

次の記事以外の選択肢

ここで止まっても大丈夫です。自分の流れを書けたなら、それだけでも次に見る場所はかなり絞れています。

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